髪の毛は弱酸性
CMなどでも 聞いたことあるかと思いますが髪の毛は 元々 弱酸性です。
肌なんかも 同じ性質を持っています。
その状態というのが 髪の毛としては
刺激に対し抵抗力があり 傷みにくいです。
髪の毛の等電点
小学校の頃に 勉強した
酸性 アルカリ性を表す尺度として使われる
pH(ペーハー)という数値があるのですが
髪の毛の場合は pH4.5~6.5の間になっていて
この数値を 髪の毛の等電点といいます。
等電点よりも アルカリ性になるほど
柔らかく ふやけて 溶けるという性質になり
等電点よりも 酸性になるほど
引き締まって 硬くなっていく。
強酸では 主鎖が切断されて バラバラに分解される。
アルカリ性に傾いている髪の毛は
刺激に対して 抵抗力がなく 傷みやすく
髪の毛のコンディションに 大切なタンパク質が
溶け出しやすくなっている状態ですので
ダメージが どんどん進行していってしまう。
パーマ カラーなどの薬剤を使うものは
髪の毛をアルカリ性に傾けてしまうために
施術後は 痛みやすい状態になっているため
等電点である 微酸性に髪の毛を戻してあげるのが
施術後のダメージを防ぐのに大事。
髪の毛は なぜ 弱酸性?
髪の毛は なぜ 弱酸性になるのかというと
髪の毛などの タンパク質は
アミノ酸が たくさん つながってできてます。
アミノ酸は アミノ基というアルカリ性の性質ものと
カルボキシル基という酸性という性質のものと
合わせ持っている 両性化合物というものです。
両方の性質を持っていて 結果 ほぼ中性なのですが
約20種類ほどある アミノ酸の中には
酸性のカルボキシル基を一つ余分に持っている酸性のアミノ酸
アルカリのアミノ基を一つ余分に持っているアルカリ性のアミノ酸があり
髪の毛 肌の角質を形成するアミノ酸の構成は
酸性のアミノ酸が 少し多く使われているので
全体としては やや酸性になるので
髪の毛 肌としては 弱酸性になります。
なので
は 弱酸性なので 肌に優しいというのを
CMなどでも 言っているのです。